構造設計と意匠設計の認識の差 [住宅]
あけましておめでとうございます。
遅れましたが、ブログ上での今年初めてのご挨拶です。
さて、新年早速のテーマですが、それは、構造設計側と 意匠設計側との 「差」について触れたいと思います。
まずは、定義というか 一般的な立ち位置ですが
意匠=通常の設計事務所で、プランや申請 監理業務を行う側
構造=意匠設計者からの依頼で そのプランに構造設計を施す側
となります。
当然ですが、意匠側の設計が、ある程度、構造設計の考え方やスペックにあってこないと、「構造計算」できません。
ここでいう、「構造設計」とは、「許容応力度設計」の事で、筋交や合板壁の壁量を計算する簡易的な「壁量計算」ではありません。
当方でも多いのですが、意匠設計者側から、依頼のご相談を頂くのですが、「これは成立しません」という案件が 時たま見受けられます。
このブログでの書き込みですべてを語ることはできないし 解決にもならないので、近々に まとめて、当ホームページに掲載しようかと考えております。
それは、「意匠設計者」および「お施主様」を対象とした、「木造低層住宅等の構造設計」のいろは のようなものです。
さて、とはいえ、意匠設計者と構造設計者との間の認識の差は 結局、「依頼を受けられない」ということになってしまいます。
時たま、「こうすればできるんじゃない?」と言ってくる意匠設計者さんもいますが、そもそも、実務で構造やっていない方のご意見は、やはり、夢物語に終わることが多いです。
一点だけ 例を挙げると、「火打梁」が有効 と考え、 吹抜だけど、火打ちがあれば大丈夫ですよね? と言われます。
ですが、2階の床の場合、特に、火打ちだけでは足りない事も多く、大きな勘違いをされています。
こんな例もあるのですが、今後 できるだけ防止できればと考え、ホームページに掲載していきたいと思います。
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