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地震倒壊シュミレーションソフト WALLSTAT について [住宅]

WALLSTAT というソフトはご存じだろうか?

このソフト、できることは 実際の起きた地震に 設計した又は 計画中の住宅を 揺らしてみて 本当にもつのか? どこまで耐えられるのかを テストできるソフトである。


このソフト フリーソフトで、誰でも入手できるが、かなり高等なソフトで 多分ですが、「建築士であっても難しい」と自分は思います。


このソフト 耐震について 特に 意匠設計者といわれる その辺にいる建築家/設計士 だと、耐震壁を設けて、梁がこのくらいで と入力するにもわからないことが多く 最初で躓くのではと思います。また、このソフト 使いこなすにも かなり構造 軸組が分かっていないと 実は重要な 接合部の設定 等はちゃんと入れられないと思います。


自分も操作上 分らないこともあったので、この度、教本ともいえる 優しく解説している解説書を購入しました。ざらっと見てみると、正直、ここだけ分かれば後は知っている という感じでしたが、見返すと、これは意外と扱いが難しいと思いました。


WALLSTATは実は 時刻歴応答解析ソフト だったんです。

しかも、限界耐力計算に使えるデータも出せる という優れもの。

しかし、上記の件は いわゆる 構造設計で言えば ルート3級 という高等設計で、住宅だとここまでしていません。

WALLSTATでは、耐力壁が大地震で足りているかをシュミレーションしているにとどめ、本来必要な ルート1 の許容応力度計算 をするのが前提 と思えます。


ですので


ルート1 許容応力度計算(設計)→WALLSTAT が基本計で、ルート1をせず、壁量計算 または性能評価レベルで耐震シュミレーションは 厳しい または 正しいシュミレーション結果につながらないのではないかと考えます。


言いたいことは、WALLSTAT使うならば 許容応力度計算必須! でしょう。

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