木造主体の設計者とRC・鉄骨系の設計者の違い [住宅]
久々の更新です。というか コロナ禍ですが 全然暇ではありません。
むしろ 忙しく、今年に限っては 久々の意匠のお仕事も入り 多忙を極めております。
意匠と構造の仕事は ペースが異なり、やはり一緒にやるとなると結構大変です。その話は おいおい~
さて、木造主体の設計者とRC・鉄骨系の設計者の違いは、はっきり言えば「寸法感」でしょう。
RCや鉄骨は あまり材料の規格に左右されません。もっとも、本当はあるのですが、外壁に貼るタイルだったりALCコンクリート壁であったりと、ないわけではないんですが、現場サイドが えいやあ とやっている感じで、設計者はおまかせ感覚かと思います。
細かく言えば、木造は全て 900とか910 とかの いわゆる尺で縛られていることが多く、木造を最初から始めた人は寸法感が尺で取られていることが多いです。しかし、人間の寸法感があるというのは 実際の家でも 「このくらい」というのが分かりやすく 完成時 あまり失敗はないのかな と思います。
逆に 鉄骨やRCを主に設計している設計者は、尺の寸法感がなく、メートルだったり、はたまた 1.2mのような数字を割っていたりと、いろいろありますね。
自分は様々な意匠設計者の図面を見ているので、感じられますが、意匠設計者同士 他人の図面を見たりするのはあまりないので、教わった先生や先輩の癖がそのまま移ることが多く、系統は そのまま残る感じです。
自分が思うに、木造は やはり「尺」で書いた方がよく、現場にも伝わりやすく、また、材料の無駄も少なく、ミスも少ないと感じます。
過去、それを設計者に失礼ながら指摘したら、「もうあなたには頼まない」と言われたことがあります。
でも、その意匠設計者は、他でも 特に現場では いろいろ言われているとは思うので、自分だけではないかと思うんですがね・・・・
設計者を選ぶにも 普段 構造は 木造? RC? 鉄骨? と聞いてみたらかがでしょうか???
追記
昨年 つてがあって「コノイエ」という解体系の会社さんの建築家紹介サイトに掲載されました。
昨年 つてがあって「コノイエ」という解体系の会社さんの建築家紹介サイトに掲載されました。
そこでは 意匠設計者を結構 ぼろくそ言ってます(笑) 参考にしてください。(笑)
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