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通り芯の振り方に見る 建築家の特徴 [建築]

当方は、低層の木造建物の構造設計を頂いている関係で、様々な設計事務所の通り芯の「振り方」を目にしています。


通り芯 とは、いわゆる、図面を見やすくする為の 印 であり、基準です。

その基準から いくつか離れたところから 寸法は決まります。


一般的な事を言えば、グリッド というものがあり、3尺 910や900 又は909というものが利用されてます。

このグリッドを使用しているが、ハウスメーカー(ポラスとかそのくらいの木造メーカーでも) 工務店、あと、設計事務所でもあります。このグリッドは プランから使用しているケースが多く、方眼紙からプランしていると直ぐに分かります。しかし、このグリッドによる通り芯が最も簡単で やりやすく、寸法が振っていなくても 予想できる便利な寸法です。

グリッドについては、日本だと尺寸ですが、アメリカだとfeet inc があり、現場では当たり前の寸法です。実は、建材もこの規格で作られており、この寸法で作ることが 経済的と言えます。無駄が少なく 安く建てたいのであれば、この寸法の振り方がお勧めです。


次に多いのが、主要な壁と通り芯としている いわゆる RC造 鉄骨造 でもおなじみの芯振りです。

この降り方を使用している方は 普段は 木造以外が多いと思われます。なので、設計事務所がこれですね。

この寸法割は、確かにグリッドからすればイレギュラー寸法ですが、基準線からすれば という発想からすれば、建てるのには困らないです。確かに 建材に無駄が出てしまいますが、設計上は困りません。

ただ、主要な壁なので、通り芯の間が飛んでいるので、電話で相手に説明する等といった事の場合 説明しにくいといったデメリットもあります。構造設計者としては、主要通り芯以外に いくつも通り芯を追加しなければならないので、結構 面倒だったりします。


上記 2つをミックスしているところだったり、事務所特有のやり方で 上記に振り方を追加しているところもあります。

通り芯の振り方は事務所の方針でもあるし、性格が出ているなあと思ったりします。

実は 通り芯なしでの依頼も多いです。ない場合はこちらで振りますが、無い事務所の場合、きっとないことが習慣だと思われます。自由な事務所さんなのでしょうかね。


自分の場合ですが、最初のグリッド使用が多いです。

グリッドでプランもしますし。

グリッドしないと、いわゆる幅 例えば 廊下の幅とか トイレの幅を間違ってしまうことがあるんです。

プランの仕方は設計事務所/建築家 の設計の仕方でもあります。


建築家さんに依頼するとき、そんな視点で 打ち合わせする用紙や建築家の手元を見てはいかがでしょうか??


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