実録 家ができるまで その3 [住宅]
家をプランするにあたり、プランに左右するのが、水廻りと方位でほぼ決まってしまうことは、その2で触れましたが、左右されないというプランというと、よっぽど広い敷地に建つか、水廻りの位置を全く無視するかというところです。
都内のせまーい敷地で建てる事がもてはやされていますが、こういう場合に水廻りの位置にこだわらないプランを作ることが可能です。というのも、隣地からの視線やそもそもそんなに建てられないことも手伝って、とんでもないプランになってしまうことがあるのです。プランする側から言うと、お客さんに水廻りが奇妙なところにあっても説明しやすいと言えますね。
都内は狭く、土地形状が悪いと、成型された土地よりも安いのでお勧めといえます。このような土地は、地元の小さな不動産屋さんにあったりと、どうしようもない土地のようなものが多く、都内の不動産取引は、商業店舗・マンション・事務所用地が中心で、猫の額のような土地は、狭小住宅くらいしか使えないのです。
ちょっと実録から外れましたが、今回は郊外の成型された住宅専用の土地ですから、凄く変わったことはできません。
ですので、今回は変わった装置というか、設備というか、そんな表現でいいのか難しいのですが、吹抜けに工夫をして特徴を設けようと、一番最初に考えました。
今回のプランは、
北側道路で、北側にガレージ、南面は庭
南には居室の採光を全て取り、北側に水廻りを
そして、自分のこだわりで 吹抜けを設け、
そして、吹抜け=居間 とし、そして階段をその吹抜けに設けようと考えたのです。
そもそも、階段を部屋の中に入れるということはどこから来たのかといいますとこれは、階段専用の空間が無駄に感じていたのと、誰とも会わないで二階に上がるという行為は、良いとしない考えがあるからです。
つづく
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