柏の葉ららぽーとの巻・・・・

前回、流山おおたかの森ＳＣ高島屋を書きましたが、それと比較するという意味で、だいぶオープンから空いた柏の葉ららぽーとについて触れてみましょう。

白というよりベージュの建物で、所々に緑を感じさせています。これはエコをテーマの一つに掲げている意味を建物に表していると思います。

お隣のＴＸ柏の葉キャンパス駅ですが、変わった意匠です。しかし、ちょっと前は、この駅の夜景が楽しめたのに、今はこんなｱﾝｸﾞﾙでしか見えません。作者が可哀想・・・・

駅の反対側には、馬鹿でかいマンション建築中です。三井不動産のマンションです。

ららぽーとの１階ですが、落ち着いている感じがしますね。前よりも人が減ったせいか、余計に落ち着いています。おおたかの森ＳＣと比べると白が基調なので明るい感じです。

吹き抜けとエスカレーターです。色使いがポップですね。

２階から３階です。

さて、テナントの話をしますと、構成的にはおおたかの森と変わりませんが、テナントの数はこちらの方が多い印象です。ですが、ユニクロ等、周辺でよくあるテナントも多く、魅力を感じないというのもありました。本屋さんの大きさは互角と思いましたが、どうも、おおたかの森に軍配が上がりそうです。ここの特徴あるテナントは、なによりも家具屋でしょう。

アクタスやBoConcept,Francfranfrancnが入り、充実ぶりはなかなかのものです。でも、自分的にいいなーというテナントはここまでで、後はどうも新しさを感じないというところです。レストランは高いし、フードコートも高い・・・・東急ストアで惣菜と弁当を買って、フードコートで食べた方がいいというくらいで、フードコートということではなくレストランコートという感じです。とんかつ屋さんの９８０円定食を食べる方が、なんかお買い得のように感じられたのは私だけではないはず！

３階から屋上庭園というか、階段状屋上という感じ・・・子供たちの遊び場になっていました。

映画館ムービックスのエスカレータからの一こま。立体的な絵がすばらしい。というか、このららぽーと、建築物としては商業施設の中ではかなり良く考えられています。ららぽーとのテナントへの配慮というか、思惑というか、ここがららぽーとのノウハウでもありますが、テナント料が満遍なくとれるように、隅っこを作らない内部構成をしています。人が回遊し、どこまでもいきわたるように通路が作られています。モールとしては100点の出来ではないでしょうか。自分も、大学生の時、設計のテーマで回遊性のある商業施設を考えたことがありましたが、これがアンサーという感じですね。

おおたかの森ＳＣに比べると、吹き抜け等のダイナミックかつポップな色使いで落ち着きよりも、楽しさと明るさを強調したデザインは、これはこれで良いとおもいます。でも、落ち着いているおおたかの森ＳＣが好きだと思っている自分は「年」なのでしょうか・・・・