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新幹線50周年 と 住宅 のお話し [住宅]

 

久々の更新でもうしわけありません。

さて、今回は、建築と関係ない、鉄道のお話し。

テレビでも取り上げ始めた、開業50周年の日本の誇り 「新幹線」。

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皆さんは、この新幹線、東京オリンピックに間に合わせる為に、10日前に開業した事はご存知ですか?

日本の高度経済成長を支え、戦争で自信を失った日本人に、誇りと自信を与えた新幹線。

今をもって、新幹線は、あたりまえ であり、日本人が外国の人に自慢するものの一つですが、今の仕組みの基本を、50年以上前に作った事になるんです。

今の新幹線、1日400本、3分に1本で出発、到着時刻の時差平均0.5分等、正確さと270KMで走るものをこれだけのダイヤで運行するノウハウ。もはや、他国では決してない技術です。

早さだけであれば、フランスのTGV等の方が結果は出していますが、ヨーロッパの電車は、死亡事故や大事故がかなりあり、死亡事故0の新幹線とは大きくかけ離れています。

しかし、海外では、導入コストか安いことと、売りこむヨーロッパ勢のネガティブキャンペーンに敗北し、あまり広まらなかったんですね。この売り込む事については、2020のオリンピック招致もそうですが、日本人はこういう事が下手なようです。

でも、お金はかかっても安全を取るべきという考えはとても重要で、あれだけ大事故が多い ヨーロッパの高速鉄道では採用を考える国も多い事でしょう。ネガティブキャンペーンをするならば、いくらでも悪い事を上げる事ができると思うので、正々堂々とかフェアーとか言ってしまう日本人の優しさで、負けているのでしょうね。その点、勝つためならばなんでもする海外勢の方が強いのは当たり前です。

話が脱線しましたが、この素晴らしき、日本人の誇り「新幹線」。

ここで、自分が建築と少し関連するお話をしたいと思います。

さて、東海道新幹線、今、のぞみはN700系がほとんどですが、かの鉄道ファンたちは、あのような新幹線を好んでいない人が多いようです。理由はかっこよくないからだそうで、かっこいいならば、旧ロマンカーとか まー好き好みを勝手に言ってます。まー当然ですね。

しかし、自分は逆で、機能を追求した「形」でとても美しいと思います。

鉄道ファンにうける「カッコよさ」ではなく、トンネル出た時の「音」軽減等、環境配慮した形が今のN700系の形なんです。

この考えは、自分の建築についても同様の考えです。

かっこいい必要はありますが、それは、使い勝手の次であり、最後の最後。

いつも使うものが、使いにくかったら意味がありません。

歯磨きやお箸、椅子等と同じなんです。毎日使う日用品。

美しいデザイン の前に、必要とされる機能があります。

それが満たされないのでは、家 ではないのです。

昨今、デザインでも、トップライトを使い、光がいっぱい入る都内の3階建てとか、段差を利用したスキップフロアとか、プラン上の良さを追求した家も多数存在しますが、総合的にみて、どうなのでしょうか?

吹抜けが多い トップライトが多い は、実は、構造上ではもろくなっている事になるのです。

全く、トップライトも吹抜けもないのでは、面白くもないし、変化もないので、まるで駄目とは言いませんが、これら意匠上の条件と、構造上の条件をうまくつなぎ、バランスよく作ることこそが、設計者の力量。

正直、それができていない意匠設計者が多いと思います。

あまり言うと、構造の仕事が減りそうですが、必要なのは総合的な判断。

意匠性のみを追求するデザイナーは、建築設計においては、不要だと、厳しいですが思ってます。

新幹線と住宅、関連なさそうですが、見方を変えると、同じような事が見えてきます。

おまけ 北陸新幹線 E7系 秋田新幹線 E6系 東北新幹線 E5系

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